新玉ねぎの季節です!美味しく食べて上手に身体へ効果を出すために気をつけること

ごはん作り

vege a zee のあじです。

6月は春から夏に季節が変わる時季です。

春から夏に変わる日を『夏至』と呼びますが、
この記事を書いている2020年の夏至は6月21日だそうです。

夏至の少し手前に旬を迎えるのが新玉ねぎ。

みずみずしくて、生で食べても辛みが少ないからサラダにも最適。

たまたまご縁ができた農家さんから新玉ねぎをお取り寄せしました。

旬のものを食べることは身体にとって理にかなっていますね。

旬を食卓に取り入れて、美味しいごはんを食べるのはとても大切なことです。

欲をいうと、食材もその背景を知っておくのと知らないのとでは
食べ方も、身体への影響も変わってきてしまいます。

玉ねぎはオールシーズン色々な料理に使われるものですから、
なおさら身体に対してどんな役目をしているかを知っておくと良いですよ。

今日は新玉ねぎの栄養と効果、おすすめ調理法、
そして薬膳などの東洋医学的にみた効果、
ついでに私が食べるとどんな体感があったのか、
そんなことをお伝えしてみます。

これを読んだら新玉ねぎを使った料理を食べたくなるかもしれません。

ぜひ、最後まで読んでくださるとうれしいです。

新玉ねぎの季節です!美味しく食べて上手に身体へ効果を出すために気をつけること

まずは玉ねぎについて

タマネギは収穫後、表皮を乾燥させておけば長期保存が可能であり、常温でも数か月は保存が可能な食材とされる。酵素欠損による不耐症でなければ、ほとんどのヒトには無害である。アレルギー物質を含む食品にも指定(2013年時点の厚生労働省省令および通知)されていない[4]。主に鱗葉を食用とするが、強い辛味・香味がある。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

玉ねぎは北海道での収穫量が多いのですが、比較的にどの地方でも作りやすい野菜ですね。
多年草ですが、一年草や二年草として扱われていることが主です。
春栽培と秋栽培があり、春栽培は寒い地方、秋栽培は暖かい地方と分けられます。

玉ねぎの栄養と効果

玉ねぎの栄養で注目されているのは、
皆さんご存じの『血液サラサラ』効果のある硫化アリル。

血液がサラサラになるって、人間の体にはとても重要なことです。
もちろん美容にとっても大切。

生の状態に多く含まれる成分なので生食が勧められています。

薬膳的にみた栄養と効果

四気五味:辛味・甘味、温性
帰経:脾、胃、肺、心

東洋的にみる脾や肺というのは、実際の臓器だけでありませんが
主に消化器系の調子をよくする効果と、気の巡りをよくする効果があると言われています。

気の巡りという部分が、『血液サラサラ』の硫化アリルと繋がりますね。

新玉ねぎのおすすめ調理

玉ねぎは品種による違いはあるものの、早生の方が水分が多いので辛みが少なく感じます。

そして硫化アリルを上手に取ろうとするとサラダは最適です。

よく辛みをとるのに水でさらしますが、
そうすると硫化アリルが流れてしまってもったいないので
切って15~30分くらい空気にさらしてから食べるといいですよ。
ちょっとお部屋に玉ねぎの香りが充満するから、換気もしっかりしましょう。

また、ドレッシングにするのもおすすめです。

新玉ねぎを適当な大きさに切り、ミキサーやフードプロセッサーで
植物油と酢と塩と一緒にガーっと混ぜると、白くて美味しいドレッシングが出来上がります。

(ここに、新玉ドレッシングの動画を載せるようにしますのでお待ちくださいね!)

あとは酢玉ねぎも外せません。

 

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そのままおつまみとして食べるもよし、
お肉を焼いて一緒に食べるもよし。

私の一番のおすすめは、トーストにバターをたっぶり塗って
酢玉ねぎもたっぷりのせて食べることです。

酢玉ねぎは作り方がとても簡単で、
酢・砂糖(または蜂蜜やみりん)・塩を好みの味にして
お鍋で熱したものを薄切りにした玉ねぎにかけてしばらく置くだけ。

多めに作って瓶に詰めて冷蔵庫に入れておくととても便利です。
(たしかかなり前に健康法で流行った気がします)

新玉ねぎは、いつもの玉ねぎより辛みが少ないから
生で使うのがとても楽しいです。

でも、食べ過ぎはいけません

玉ねぎの硫化アリルは、アリシンという成分になるのですが、
ニンニクと同じでかなり匂いは強めです。

血液サラサラになって、健康にも美容にもとてもいいのですが
体内に入ると血液と一緒に全身に巡り、
汗や老廃物とともに出てくるとき、体臭になりやすいのです。

食べてから16時間後に体内を巡り始め、
完全に体内からなくなるのは2週間後になるので、
もし食べ過ぎることが続いたら・・・!

汗をかき始めるこの季節、気が気じゃありませんよね!

一番良いのは食べ過ぎないことで、
一日に中くらいの玉ねぎ1/4個分くらいがいいそうですよ。

そして食べる時に動物性たんぱく質が豊富な牛乳や、
フラボノイドの豊富な緑茶などと一緒に食べる。

または食後にリンゴを1/4個くらい食べると
リンゴポリフェノールが匂いを抑えてくれるんですって。

梅干しなどのクエン酸や抗酸化成分、ビタミンCなども
匂いを抑えるのに有効だそうです。

匂いのほかに、硫化アリルには刺激があるため、
胃の弱ったときに食べると消化の力が働きすぎて
お腹が痛くなったりすることもあります。

これも要注意ですね!

食べて感じた効果

今回私が新玉ねぎを毎日食べた感想なのですが、
気の巡りをよくするだけに、ちょっとテンション高めになるというか、
気が大きくなるような感覚があります。

具体的にいうと、色々なところに気は回るのですが、
集中できずに、でも「まあいいか!」と済ませてしまう感じです。

玉ねぎというのは、仏教の宗派によっては
禁葷食(きんくんしょく)といって、食べることを禁じられるそうです。

ニンニクやニラ、長ネギや玉ねぎは香りが強くスタミナがつきます。
そのため、栄養があって精がつきすぎると修行に向かないようですね。

硫化アリルという栄養成分は、相当すごいのだなと思います。

今食べているものは、お取り寄せをした無農薬のもので
かなり成分としてはしっかりしている新玉ねぎなんですね。

ですので、普通にスーパーなどで流通しているものより
食べたときの体の変化が分かりやすいと思います。

食べる側の状態によりますが
気持ちが沈んでいたら明るくなるでしょうし、
普通の状態だったら躁状態に近い感じになるのかも?
と感じました。

玉ねぎは陽性の食品です。

食品も陰陽に分けることがあります。
薬膳でも陰陽五行といって味覚などで食品を分けます。
(これが前述の四気五味や帰経に関係します)

陰陽で食品を分けるのは、主にマクロビで使う考え方です。

私は、玉ねぎは生だと辛い(陰)し、皮をむくと白い(陰)し、
特に新玉ねぎはみずみずしい(陰)から、
陰陽に分けるなら陰性の食品じゃないかと思っていました。

だから、自分が食べて気持ちが大きくなる(陽)感じがするのは
少し違うのではないか?と疑問だったので調べてみました。

そうしたら、玉ねぎは陽性食品だったのです。

なるほど!とやっと納得がいったのでした。

夏至に向かってどんどん陽の気が増してくるところに
新玉ねぎで自分の陽気を養っていたようです。

ですが、「過ぎたるは及ばざるが如し」

少し食べ過ぎて、気が大きくなりすぎて
行動が大雑把になっているのかもしれません。

まとめ

旬のものって本当に新鮮だし美味しいのですが、
だからといって食べ過ぎては良くないことも多いです。

一年中食べることが多い玉ねぎは、薬と言ってもいいほど薬効があります。

上手に取り入れると、
冷え知らずで血色のよい健康体になるお手伝いをしますが、
食べ過ぎると体臭が強くなったり、胃腸が弱ったりもします。

そうそう、新玉ねぎがたくさんあるときは、
立てて風通しの良いところに保存するか冷蔵庫へ。

食材のひとつひとつをよく知るって大事。
良い食生活を送りたいものですね(^^)

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

コメント

  1. 平沢明美 より:

    「玉ねぎは血液サラサラになるから、健康にいい」程度の認識しかありませんでした。
    食べすぎ注意の野菜だったとは。びっくりです。
    色々と教えていただき、ありがとうございました。

    • あじ より:

      あけみん、コメントありがとうございます!
      それぞれの体調によって、たくさん食べない方が良いときもあるんですよね。
      一年中必ず家にある野菜のベストスリーに入る野菜だけど、上手に使うと元気になれます(^^)
      私はすごく元気がなくなったときとか、思い切り肉体労働したときに、思い切りたくさん食べようと考えています。