ベジアジのあじです!
梅雨に入ったせいか、身体が重い感じがしてダルダル・・・
そんな方も多いんじゃないかなと思います。
私もいつもより腰の付け根(仙骨回り)に、
痛みではないけれど重いような感覚があります。
そうすると、なにかするにも
「どっこいしょ!」
みたいな掛け声を心の中でかけていたりして・・・
いけません!
いや、掛け声をかけるのがいけないということではなく、
重だるいままでいることが、身体にとっては辛いから
早く治してあげたいという気持ちです。
身体って面白いですよね。
こんな風に季節の変動にも、環境にも、身の回りの状況にも
全てに影響をうけているんです。
じゃあその中でいつも同じレベルの元気を保っている
というのもおかしな話で、
常に変化していることの方が、自然からみたら正常です。
そしてその状態を理解して、
なるべく自分の居心地が良くなるように調節していくのが
健康でいることなのかな、と考えています。
自分の居心地をよくするためには
食事って結構影響力があるんですよ(^^)
今日は梅雨のだるさを解消するような食材をご紹介します。
食事の時の参考していただけたら嬉しいです。
梅雨ってどうしてこんなにだるい?だるさの原因と解消する食事
梅雨にだるくなる原因は『脾の湿邪』
東洋医学には『邪』という考え方があります。
邪というのは、簡単に説明すると身体の不調の原因になるもの。
「梅雨」というのは雨が多くなって、自然界の湿度が高くなります。
湿度がたかくてジメジメするからカビも生えやすくなりますね。
これを先程の考え方に合わせて『湿邪』と呼びます。
湿邪は身体の中の水分の動きを滞らせてしまいますが、
体内の水分の巡りの働きを担っている臓器は脾。
脾というのは五臓と呼ばれる内臓のひとつですが、
胃や腸などの消化器系統の総称として使われ、
全身に栄養を送り届ける役割をしています。
送り届けるのは栄養だけではなく、
津液と呼ばれる身体の水分も司っています。
東洋医学では『脾は湿を嫌う』と言われているくらい
脾は湿邪に影響を受けるのです。
これを一般的に分かりやすくすると
「湿気が高いと胃や腸の働きが鈍る」
ということになります。
湿度が高いと食中毒やお腹をこわしやすくなり、
特に梅雨の時期は、脾の働きが鈍るので
冬から春になって急に活動しやすくなった身体の
水分(血液や体液)の巡りが滞ります。
ひとつひとつの細胞も湿気(湿邪)の影響を受けて
身体の働きが弱くなったり、炎症を起こしたり
疲れやだるさとなって現れる。
それが梅雨の身体のだるさや不調なんですね。
ですから梅雨時は脾の働きを助ける食事をした方が良いのです。
梅雨は脾をいたわり、不調を解消する
脾を労わるというのは、食事だけではなく
適度に身体を動かしたり、お風呂で温まったりして
適度に汗をかいて、体内に溜まった水分を追い出すことも大切です。
食事では梅雨時だけに限らずに適度な量を食べることが肝心です。
疲れをとると言われた食材だから、美容に良いと言われた食材だからと、そればかり食べたり、全体的な食事量が増えてしまうのは考えものですね。
では、梅雨のだるさ解消に向いている食材をご紹介しましょう!
梅雨のだるさを解消するのに向いている食材
薬膳では、脾が弱ったときには甘みで補養します。
甘みというのは、お砂糖のようなものではなく、
穀物や野菜がもっている自然の甘さのことです。
自然のものだとしても、甘みの使いすぎれば胃に負担がかかりますので注意が必要です。
消化促進と水分を運ぶ働きの食材で、身体を温めるもの、
淡味、辛味、苦味、甘味の食材を使います。
芳香性のある食材もおすすめです。
薬膳の中の五行の考え方で脾が弱ったときには、
胃に負担をかけないように酸味の強いものを控えた方が良いでしょう。
この時期に使うと良い食材は以下のものです。
うど、金針菜、冬瓜、さくらんぼ、小豆、大豆、黒豆、空豆
とうもろこし、シラウオ、はまぐり、酒
うるち米、もち米、インゲン豆、キャベツ、カリフラワー、
じゃがいも、南瓜、さつまいも、干ししいたけ、桃、栗、
牛肉、鶏肉、タラ、イワシ、カツオ、サバ、ウナギ、蜂蜜
玉ねぎ、ラッキョウ、えんどう豆、そば、オレンジ、ミカン
おすすめのメニュー
先日、帰りが遅くなった時の夕ごはんはシラス丼と空豆のグリル。
使った食材は、
うるち米、海苔、シソ、玉ねぎ、シラス、空豆
でした。
ほら、身体の湿邪を排出するグループ、内臓の働きを高めるグループ、気の巡りを良くするグループ。
どのグループの食材も使っています。
でも特別なメニューでもなく、ごく普通の食事です。
これで不調を解消するって不思議ですよね!
でも、数日続けると身体の違いが分かってきます。
他にも毎日工夫をしていますが、
こちらの動画にまとめてみました。
良かったらご覧になって下さいね!
身体の声を聴いて食べる
活発な人、静かな人、肉体労働をする人、頭を使って働く人、
お肉が好きな人、野菜が好きな人、
たくさん眠る人、あまり眠らなくても元気な人
怒りっぽい人、静かな人・・・
人はそれぞれに違う特徴を持ち、違う環境の中で育ち
違う状況の中で生きていくため、全部が全部同じということはありません。
性格も違いますし好みだって違います。
だから、どの食材をどれだけ食べるといいかは
自分の身体が一番良く知っていることです。
食べたいものを食べる、というのと少し違って、
自分が元気になれるものと、どのくらい食べたら十分に感じるのか。
身体の声を聴くって難しそうですが、
試していると少しづつ感じられるようになるんじゃないかなと思います。
とはいうものの、私だって食欲に負けて
目が美味しいと思うものや、手軽なものを食べることも多々あります。
ですが、身体が辛いなと感じたときにはぜひ、
身体の欲しがるもので食事をこしらえてみて欲しい。
そんな風に思います。
まとめ
いかがでしたか?
私は梅雨のだるさ解消に合う食材を選んだ食事を続けて、
だいぶ身体が楽になってきました。
腰のあたりの重さが違います。
もちろん、身体を冷やさないとか、適度な運動は必要ですよ!
梅雨のだるさを解消して、暑い夏を迎えましょうね!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
コメント
梅雨時の体の怠さは、色んな方面から来てるんでしょうね。
食材から気を整える方法を教えていただき感謝です!
最近、皆さんそら豆を調理されていますね。グリルがとても美味しそうです♡
調子を整えるため、買いに行こうかな。
そら豆って旬の期間がすごく短いんですよね。
だから時期になると毎日のように食べています。
グリルもサラダもかき揚げも、なんでもいけますからお試し下さい(^^)
ありがとうございます!
しらす丼とそら豆のグリルが美味しそう。
身体が喜ぶものを食べて、梅雨を乗りきります。
ありがとうございました。
今年は例年になく、身体がだるくて困っています。
今後の動画を楽しみにしています(^_^)/~
うーちゃん、私も今年はとてもだるいなって思っていました。
なぜでしょうね?
梅雨が終わる前になんとか動画をアップできました。
お役に立てたら嬉しいです。
ありがとうございます(^^)