γ-オリザノールを食卓に!こめ油の効能と使い方を徹底的に知ろう。

YouTube動画から

vege a zeeのあじです。

皆さんお家では、ごはんを作るときにどんな油を使われますか?

もちろん、サラダ油!という回答が一番多いのだろうと思います。

でも、サラダ油っていうと原材料が何かはっきりと分かりませんよね。

日本でサラダ油と呼ばれるものは、
国内の農林規格で定められている基準を満たしたものの総称になります。

規格で定められた原材料を使い、低温でも固まらないもの

それがサラダ油です。

規格として認められている原材料は
油菜(なたね)・綿実・大豆・ごま・紅花・ひまわり・とうもろこし・米(米糠)・落花生
だそうです。

一番多く販売されているのは菜種(油菜)油でしょうかね?
上記の原材料を組み合わせて作られた油は調合サラダ油と呼ばれます。

お家にあるサラダ油のボトルに記載されている原材料名、
ちょっと見てみたくなりませんか?

 

ちなみに我が家はこめ油を主に使い、
料理によってはオリーブオイルも使用します。

ですので、我が家のサラダ油はこめ油ということになります。

以前は特に知識もなかったのでキャノーラ油を使っていましたが、
こめ油の特徴を知ってからは、こめ油を主に使うことにしました。

米食がメインの日本人のせいか、やはり身体になじむ気もします。

どの油が良い・悪いということではありませんが、
今日はお気に入りの油として、こめ油をご紹介いたします。

こめ油は他の植物油と比べると
『γ-オリザノール』というこめ油特有の抗酸化物質など
健康に関する天然成分の含有量がとても高いのです。

なので使わないのはもったいない!と私は思っています。

今日はこめ油の良さを皆さんにたっぶりとお伝えいたしますね!

γ-オリザノールを食卓に!こめ油の効能と使い方を徹底的に知ろう。

油は身体にとって大切なもの

『油』とひと言でいっても、色々な種類に分かれます。

ここでお話する油は『食用の油』のなかの『植物油』についてにしましょう。
油は身体に入る栄養素的には「脂質」と呼ばれます。

脂質は、身体を構成する三大栄養素のひとつ

私たちの身体に必要な栄養素は、3つに大きく分かれます。

炭水化物(糖質)・・・身体や脳を動かすエネルギー源、体温の維持。

たんぱく質・・・筋肉や骨、皮膚などすべての細胞を作る

脂質・・・炭水化物が不足したときにエネルギー源として使われる。
ホルモンや細胞膜・核膜を構成したり、皮下脂肪として臓器を保護。
寒冷から身体を守る働き

 

脂質は炭水化物、たんぱく質よりも
身体への働きが分かりにくいかもしれませんね。

脂質は身体を構成するのになくてはならないもので、
不足するとエネルギー不足で疲れやすくなったり、
身体の抵抗力が低下しやすくなります。

例えば体脂肪。
体脂肪の低い人は寒さに弱いです。
体脂肪の多い人は寒さに強く、冬でも薄着。

ここでは、どちらが健康ということではなく、
脂質が身体を守っているということを理解してもらえたらOKです。

一日に必要な油の量

脂質が身体を作るのに必要なものということが
なんとなく感じていただけたと思います。

だからと言って、たくさん摂取すればいいということでは
もちろんありません。

栄養学的には、1日に必要なエネルギーの
20~30%程度の資質が理想と言われています。

例えば1日に必要なエネルギーが1800㎉がなら、
そのうちの360~540㎉までは
脂質をとった方がいいということになります。

ちなみにこの脂質をグラムに換算すると
40~60グラム程度になります。

脂質40~60グラムが、
植物油だったらどれくらいの量になるのかというと
大さじ3杯強~大さじ5杯になるんですよね。

結構な量です。

この量は植物油に換算をした場合です。
実際には、お肉・お魚・穀類・野菜、全ての食品に脂質は含まれていますから、
植物油だけで脂質をとろうと思わないでくださいね(笑)

一日三食を標準的な栄養バランスで食べているのであれば
脂質も、その中である程度賄われてしまいます。

ただ、極端なダイエットや食習慣によって
脂質の不足が起きる可能性はあります。

油を抜くダイエットはやめましょうね!

ダイエットをするときに油分を避ける方、多いですよね。

そうすると確かにカロリーは減りますが、
前述したように脂質はとても重要な働きをしています。

油を抜くダイエットをすると、
免疫力も落ちて疲れやすくなりますし、
肌や髪の毛の潤いも奪われてしまい、
きれいを目指せなくなります。

揚げ物などの料理は控え、
良質の油を適量取るのが賢いダイエットです。

ダイエットでも健康管理でも、
「良い油を適量とる」というのは大事なポイントです。

こめ油には天然成分がたっぷり

そろそろ、こめ油の良さをお伝えしましょう。

良い油をとろうということで、最近では
オメガ系と呼ばれる亜麻仁油やえごま油が人気です。
どちらも良い油でよ。

でも、こめ油も負けてはいません。

こめ油は、米糠と米胚芽から抽出される植物油です。
特徴的な成分として

・抗酸化作用に優れたトコトリエノール(スーパービタミンE)
→ビタミンEの数十倍の抗酸化作用

・他の油には含まれていない『γ-オリザノール』
→抗酸化作用のあるお米特有の成分

・油の食物繊維、植物ステロール
→油の食物繊維ともいわれ、コレステロールの低下に役立つ

があげられます。
どの成分も、菜種油・大豆油・ゴマ油・オリーブオイルといった
一般的な植物油より多く含有しているのがポイントです。

『Γ-オリザノール』にはあとで詳しく触れるとして、
上記のような成分が豊富だと、このような良いことがあります。

項目を上げておきますので、気になる部分をお読みくださいね!

コレステロールを下げる

こめ油は、油の食物繊維といわれる植物ステロールを
他の食用油より多く含んでいます。

植物ステロールは、悪
玉コレステロールの吸収を抑える効果があると言われているのです。

脂肪酸バランスが良い 血中コレステロールを低下させるためには、
オメガ6系のリノール酸とオメガ9系のオレイン酸の含まれるバランスが重要と言われています。

※リノール酸:コレステロールを低下させるが、善玉コレステロールも低下させてしまう脂肪酸
※オレイン酸:悪玉コレステロールを低下させる脂肪酸

多くの他の植物油は、オレイン酸があまり含まれていません。
こめ油は脂肪酸のバランスが理想的なため、
体に悪いと言われる悪玉コレステロールを集中的に低下させます。
コレステロールが気になる方に嬉しい油と言えます。

酸化に強い

こめ油は抗酸化成分を多く含んでいます。
脂肪酸組成のバランスが良いため、酸化に強い油です。
そういえば私、てんぷらやカキフライをよく作りますが、
こめ油に変えてから、揚げ物の後に胃もたれしなくなっている!
と気がづきました。

油切れが良い

そうなんです!
確かに油切れが良いです!
自分の料理の腕が上がったのかと思っていたらそういうことだったのか!
少し残念です。

保存性に優れている

天然の抗酸化成分が豊富なこめ油は、劣化しにくいのが特徴です。
冷めても美味しいから、お弁当のおかずには最適です。

先日、好物のカキフライをたくさん揚げすぎて残ってしまいました。
翌日に冷蔵庫から出して、そのまま食べてみたら
カキの風味が濃厚に感じて美味しかったです。
油臭さもなくて驚きました。

クセもないので風味を味わうマヨネーズやドレッシングなど、
生のまま調理するのにも適しています。

美容に良い!

こめ油には、アンチエイジング、美肌効果のある成分がたっぷり含まれています。

ビタミンE、トコトリエノール(スーパービタミンE)、植物ステロール、
そして、γ-オリザノール。

血行を良くしたり、身体の酸化(病気や老化)を防いだり、
他の植物油に比べて、抗酸化成分が多く含まれているのが特徴です。

やっとγオリザノールが登場したので、ここから詳しくご紹介しようと思います!

お米特有の成分『γ-オリザノール』

γオリザノールというのは米糠の脂質に含まれる成分です。

玄米を食べればこの成分が取れることになりますが、
全体として白米を食べる比率の方が高いため、
摂取出来ている人は少ないといえます。

γ-オリザノールは抗酸化作用に優れ、
メラニンの生成を抑え、紫外線の吸収も抑える効果を持ちます。

紫外線の強くなるこの時期にはぜひ取り入れたい油なんです。

お米特有の成分のため、比較対象はありませんが、
ホルモンバランスを整え、血の巡りを良くしてストレスからくる様々な病気を防ぐ効果がある
と言われています。

これだけでもすごい!と感じていたのですが、
こちらの情報も見ていただけると、
さらに特殊な成分ということがお分かり頂けると思います。

なるほど!米の新発見|【全農公式】「NO RICE NO LIFE PROJECT」
全農では毎日の生活に欠かせない日本の主食「お米(ごはん)」に関するさまざまな情報を、当サイト「NO RICE NO LIFE」を通じて発信し、お米のある素晴らしい人生を応援します。

動物性脂肪を食べたくなるような脳内ストレスを減らしたり、
おいしさや幸福感を感じる力を高めるという、
脳内報酬系へ関わる作用があるそうで、
サプリや製薬の面でも期待ができるγ-オリザノールなのです。

おススメの使い方

私は炒め物でも揚げ物でも、なんにでもこめ油を使っています。
多少割高なので、無駄にしないように気を付けています。

別な風味が欲しいときには、
オリーブオイルやごま油など、料理に合わせた油も使いますが
こめ油は他のものの邪魔をしないので併用もします。

一番のおすすめは、
ご飯(白米)を炊くときにこめ油を少し入れること。

γ-オリザノールは玄米に含まれますが、
精米をすると失われてしまいます。

炊飯時に3合に対して
小さじ1杯程度のこめ油を入れ、炊いてみて下さい。
栄養分が強化されるだけでなく、
つやつやの炊き上がりになりますよ!

なんだか抜いたものを戻しているような
おかしな感じですが、ご飯が美味しくなるんです。

その他ではドレッシングやマヨネーズ作りには必ず!
炒め物・揚げ物にも必ず!

マヨネーズ(豆乳)・ドレッシング作りは動画を上げています。
よろしければこちらからご覧くださいね!

まとめ

なんでこんなにこめ油が好きなのか?

それは「クセが無いから」ということが私にとっては大きなポイントでした。

どんなにクセがない油でも、直に舐めてみると多少は素材のクセを感じます。
でもこめ油は何回舐めてみてもクセを感じないし、油という感じもしない。

それは、私が日本人で米食だから、
こめ油の味を感じにくいのかもしれません。

オリーブオイルの良さは、オリーブの強い風味です。
あの緑色の少し辛みのある油の味は、料理のベースに残ります。
そして材料の味と混ざって美味しくなります。

逆にこめ油はどんな料理にも合わせられて、
材料の風味を全く消さないで生かします。

オリーブオイルもゴマ油も香りが良くて好きですが
材料の味を生かしてくれるこめ油が私は大好きです。

しかも健康にも美容にもいい(*´▽`*)

ただし、食べ過ぎたらなんでも逆効果です!
私はこれからも上手にこめ油とお付き合いをしていくつもりです。

どうでしょう?
少しでもこめ油の良さが伝わったら嬉しいです。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

 

コメント

  1. うはらともこ より:

    こめ油、時々使っていますが、良い事たくさんあったんですね。
    知らずに使っていました
    今度、ご飯(白米)を炊くときにこめ油を少し入れてみます。

    • あじ より:

      うーちゃん、こんにちは!
      コメントをいただき、ありがとうございます。
      こめ油ファンとしては、少しでも良い面を知っていただけて嬉しいです。
      ぜひ、炊飯時のこめ油をお試し下さい(^^)/
      感謝です♪

  2. のん より:

    私も同じく、よく知らずに米油を使っていました。(パパがたまにキャノーラ油を買ってきますが、、)
    炊飯時の米油、やってみようと思います。
    あじさんの食卓は体がホッとできそうですね。
    ありがとうございます

    • あじ より:

      のんさん、ありがとうございます!
      私もこめ油を知らなくて、ずっとキャノーラ油を使っていました。
      (キャノーラ油が悪いわけではないです笑)
      お家の白ごはんが美味しいって、不思議と力が湧きます。
      ぜひお試しください♪
      感謝です♡